ホーム > ニュース

2021年03月20日

退職後も支払う税金や保険について

介護ブログ

退職後も支払う税金や保険について

~リタイアメントプランは早めが肝心~

定年退職後は自分の時間が増えるので、趣味や好きなことをして、ゆっくりと過ごしたい。誰しも安定したセカンドライフをおくりたいと考えていることでしょう。退職後のプランを「リタイアメントプラン」と言いますが、ライフプランの中でも大切なプランニングとなります。

現役時代と大きく異なるのが給与などの収入がなくなる(少なくなる)点です。公的年金、ご自身で貯めた私的年金、預貯金や退職金が退職後の収入源となります。支出は現役時代よりも少なくなると思われるかたも多いのですが実はあまり変わりません。 特に退職後も支払いが続く税金や保険もありますので支出の項目を確認しておくことが重要です。今回は退職後のリタイアメントプランについてお伝えしていきます。

【INDEX】
 ■退職後も支払う税金や保険
 ■リタイアメントプランを考えるタイミング
 ■最後に

退職後も支払う税金や保険

現役時代は給与から所得税や住民税、社会保険料などが差し引かれていました。会社から源泉徴収として先に引かれているので納税の意識が少ないかもしれませんが、毎月きちんと給料から支払われています。

年末調整後に毎年受け取る源泉徴収票で納めている税金の額を確認しておきましょう。その他、ご自身で納める税金としては、家をお持ちの場合は固定資産税、車を買った場合は自動車取得税などがあります。

退職後も支払い義務のある税金としては、所得によりますが所得税、住民税、個人によって異なりますが固定資産税、自動車税などがあります。保険については国民健康保険料、介護保険料、その他、火災保険料、地震保険料、生命保険料等があります。

所得は現役時代よりも少なくなりますので、所得税や住民税は下がると思います。しかし、他の税金や保険は退職前後であまり差はありませんので支出額としてきちんと用意をしておく必要があるのです。ここ数年、介護保険料が値上がりしていますので少し余裕をもった支出額を準備しておくと安心です。


リタイアメントプランを考えるタイミング

いつ頃からリタイアメントプランを考えておいたほうが良いですか?というご質問を頂きます。できるだけ早いうちにとお答えします。それは、対策をたてて実行する時間が多ければ多いほどご自身やご家族の負担が減るからです。

まず、リタイアメントプランでは、退職後の収入と支出を確認します。前述の通り、収入は公的年金や私的年金、預貯金、退職金等となります。総額でどのくらいあるのか、また、毎月どのくらい受け取れるのかを確認しておきましょう。

次に支出を確認します。これまでと同様に生活費(家賃、光熱費、食費、通信費など)だけでなく、税金や保険も確認しておくことが重要です。支出が分かれば、収入との差額をチェックします。

多くの場合、毎月受け取れる年金等では支出分がカバーできないなど、不足分が出てしまう結果となります。数万円のかたもいれば、十万円台のかたもいらっしゃいます。不足分は預貯金や退職金から切り崩していくことになります。

さて、何年分がカバーできるでしょうか?例でみていきましょう。

<例>
退職金:1,500万円  預貯金:500万円 合計2,000万円
収入:公的年金等20万円  支出:毎月30万円
収入―支出=不足分
20万円―30万円=△10万円・・・毎月10万円が不足

退職金等÷不足分÷12ヶ月=カバーできる年数
2,000万円÷10万円÷12ヶ月=約16年6ヶ月

例の場合、退職が65歳でしたら、約16年後の81歳の時点で収支が赤字になってしまう可能性があります。2020年の日本人の平均寿命は女性が93.55歳、男性が87.12歳でした。 上記例の場合ですと、数年から十年くらいをカバーできるよう対策をたてる必要があります。この不足分を可視化することで、現役時代から資産を増やしたり、支出を減らしたりするなどの対策を立てて実行していくことができます。


最後に

リタイアメントプランはただ、計画をたてるだけでは不十分です。実行しなくては意味がありません。セカンドライフに入ってからでは思うように収入を上げたり資産を増やしたりすることが難しくなります。

現役時代は子育て中のかたや、住宅ローンの返済中のかたも多い為、中々、セカンドライフの計画をたてるのが大変なのですが、後回しにしてしまうと退職前後に負荷がかかってしまいます。支出の多い年代ではありますが、40~50代のうちにリタイアメントプランについて意識しておくだけでも対策の1歩につながります。

ローンの支払いが終わったら、その後も同じくらいの金額を貯蓄や投資に回していこう、私的年金の受け取りをできるだけ遅くして受け取る金額を増やそう、など様々な対策をたてていくことができます。ご夫婦やご家族で話し合う際の参考にして頂ければと思います。


ライタープロフィール紹介

藤井亜也(ふじい あや)

  株式会社COCO PLAN (ココプラン) 
  代表取締役社長
教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思いファイナンシャルプランナーの資格を取得。
「お金の不安を解決するサポートがしたい」、「夢の実現を応援したい」という想いから株式会社COCO PLANを設立。
独立系FPとして20代~90代と幅広い年代のお客様の相談に対し、親身にそして丁寧に対応。
一人一人に心を込めて、最適なプランを提案し、多くのお客様のライフプランを実現。
現在は個別相談だけでなく、マネーセミナー、執筆・監修など幅広く活動中。

【著書】

今からはじめる理想のセカンドライフを叶えるお金の作り方 (三恵社)


COCOPLAN お金に関するご相談 セカンドライフの暮らしとお金 ファイナンシャルプランナー プラス少額短期保険 リタイアメントプラン 介護施設紹介センター 相続対策 紹介のプロ 資産運用